作品データ
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Hulu : HS/SDR/2ch
AppleTV : 4K/HDR10+/5.1ch
Blu-ray : HD/SDR/5.1ch
UHD Blu-ray : 4K/HDR10/5.1ch
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あらすじ
傭兵や軍人、犯罪者など、それぞれ危険な過去を持つ男女が見知らぬ惑星で目を覚ます。
状況を把握できないまま行動を共にする彼らだったが、やがてその星が人類の知らない狩猟場であることを知る。
次々と襲い掛かる未知の脅威を前に、生き残りを懸けた戦いが始まる。
シリーズ第3作となる本作は、原点であるジャングルでのサバイバル要素を現代的に再構築した作品。
新たなプレデターたちや危険な生物が登場し、人間同士の駆け引きも交えながら極限状態での生存競争を描くSFアクション。
作品レビュー
シリーズ第3作となる本作は、舞台を再びジャングルへ戻し、原点回帰を意識した作風となっている。
未知の惑星を舞台に、危険な過去を持つ人間たちが正体不明の存在から狩られるという構図は、どこか1作目を思わせる雰囲気だ。
今作の特徴は、多数の有名俳優を起用し、それぞれに異なる経歴や背景を持たせている点だろう。
傭兵や軍人、犯罪者など個性的な設定が並ぶものの、それらが物語の中で十分に活かされているかというと少々疑問が残る。
登場人物が多いこともあり、一人ひとりの掘り下げは浅め。
結果として全体的に印象が薄く、キャラクター同士の関係性もあまり強く記憶に残らない。
日本人ヤクザの描写もありえないステレオタイプだが、これは仕方のないところか。
一方で、プレデター側の設定は新たな要素が加わり、シリーズファンとしては興味深い部分も多い。
これまでとは異なるタイプのプレデターが登場し、種族としての広がりを感じさせる内容になっている。
ただし、プレデターの魅力である多彩な武器や狩りのスタイルについては、非常に薄味になっている上に、プレデターが圧倒的な脅威として迫ってくる感覚も薄い。
執拗に追い詰めてくる恐怖や存在感は過去作ほど感じられず、むしろ新たに登場したクリーチャーの方が印象に残ってしまうほど。
物語の中心もプレデターとの戦いだけではなく、人間同士の駆け引きや対立に多くの時間が割かれている。
作品としては変化を付けるために必要だったのかもしれないが、個人的にはプレデターシリーズに求めている方向性とは少し違っていた。
ストーリー自体は非常にシンプルで分かりやすく、基本的には生き残りを懸けたサバイバルバトルが続く。
その中に各キャラクターのエピソードが挟まれる構成だが、どれも決定的な魅力にはなり切れておらず、やや蛇足に感じる部分もあった。
原点回帰を目指した意欲は伝わるものの、全体的にスケール感やインパクトが不足しており、戦闘中心の作品としても地味な印象が残った。
プレデターという題材の持つポテンシャルを考えると、もう一歩踏み込んで欲しかったと感じる一本だった。
メタデータ
映像レビュー
正直なところ、本作の映像にはかなり不満が残った。
4K配信作品として視聴したが、最初は回線や再生環境に問題があるのではないかと思ったほどだ。
他の4K作品では全く問題がなかったため、少なくとも今回視聴した配信版に関しては映像そのもののクオリティに原因があると感じた。
全体的に解像感が乏しく、常にわずかにピントが甘いような印象を受ける。
近景ですら4Kらしい精細感を感じる場面は少なく、遠景になるとさらに厳しい。
映像の印象としては、平均的なBlu-rayに近いレベルに見えてしまった。
公開時期を考えれば、決して古い作品ではない。配信側のビットレートも特別低いわけではないため、元となるマスター自体の問題なのかもしれない。
一方でDolby Visionの効果はそれなりに感じられる。作品全体が薄暗いシーン中心で構成されているが、暗部の階調表現は比較的良好。
炎の明るさや発光表現にも立体感があり、HDRならではの恩恵は確かに存在している。
また、プレデター視点の映像は過去作から進化しており、解像度や表現力の向上から時代の変化を感じられる。
シリーズを追ってきたファンにとっては興味深いポイントだろう。
とはいえ、肝心の本編映像が4K作品としては物足りない。
近年の高品質な配信作品や、丁寧にリマスターされた往年の名作と比較しても見劣りする部分が多く、映像面に関しては期待を下回る結果だった。
UHD Blu-ray版ではまた印象が異なる可能性もあるが、高品質な配信作品の多いDisney+版に限れば、映像クオリティはシリーズの中でもかなり厳しい部類に入る。
音声レビュー
無いわけではない、という程度。
経験上、最も小さいレベル。
アクションシーンである程度は後ろは使う。
中盤以降、ジャングルらしく。
若干広げるくらい。
映像にも不満はあったが、それ以上に気になったのが音声だ。
ここまで迫力の乏しいサウンドに出会ったのは久しぶりで、再生環境の設定を確認したくなるほどだった。
まず驚かされたのが音量の小ささ。
他の作品と同じ基準で再生するとセリフすら聞き取りづらく、普段視聴している作品より+10dB以上は上げたが、それでも決して力強い音とは言えなかった。
銃撃戦や爆発、クリーチャーの咆哮、プレデターの武器や装備など、本来なら見せ場になるはずの音が全体的に非常に大人しい。
レンジも狭く、盛り上がるべき場面でも音圧が不足しているため、アクション作品としての爽快感や迫力がほとんど感じられない。
特にプレデターシリーズは独特な武器音や電子音、重厚な効果音が魅力の一つだが、本作ではそれらも驚くほど存在感が薄い。
どの音も均一に抑えられているような印象で、結果として全体が平坦に聞こえてしまう。
一応サラウンド表現そのものは機能しており、アクションシーンでは後方スピーカーへの定位も確認できる。
音がどこから鳴っているかは比較的分かりやすく、サラウンド作品として最低限の体裁は整っている。
しかし、音の重みや鋭さ、包囲感といった没入感を生み出す要素がほとんどなく、終始物足りなさが付きまとう。
ここまで迫力を感じなかった作品は珍しく、正直なところ何かしら別の要因を疑いたくなるレベルだった。
これまで視聴してきた作品の中でもかなり特殊な印象を受けたため、いずれBlu-ray版やUHD版と比較してみたいところだ。
もしディスク版で大きく改善されているのであれば、評価は大きく変わるかもしれない。
少なくとも今回の配信版に関しては、シリーズの魅力を十分に引き出せている音声とは言い難かった。
聞きどころ
「聞きどころ」は見どころを含むシーンでもあります。
そのため「聞きどころ」には、シーン内容に関するネタバレが含まれます。
未視聴の方や事前情報を入れたくない方はご注意ください。
一方で、短時間で見どころを把握したい方、ネタバレを気にしない方には参考になる内容です。
エイリアンドッグ襲撃
最低限、後ろの定位はあり。
プレデター遭遇
弱弱しいのもある意味貴重か?
採掘機跡にて
わずかながら前後感はありか。
vs プレデター
最後まで来て、一番サラウンドなのはプレデター視点。
総評
このサイトを作ろうと思った理由の一つに、映像作品はストーリーや俳優の演技だけでなく、美しい映像や緻密な音響も含めた評価がされて欲しい、という思いがある。
そのため個人的な評価では、物語に多少の粗があったとしても、映像や音響に優れた部分があれば積極的に評価へ反映している。
一般的な映画レビューと比べると、ホームシアター視点ということもあって少し甘めの採点になっているかもしれない。
しかし本作は、その考え方が逆方向に働いてしまった珍しい作品だった。
ストーリー面でも新しい設定やキャラクターを詰め込んでいるものの、決定的な魅力には繋がっておらず、シリーズ作品として見てもやや物足りなさが残る。
そして何より、映像と音響が期待を大きく下回ってしまったことが痛かった。
特に音声については、これまで視聴してきた作品の中でもかなり特殊な印象で、本当に作品本来の実力なのか疑いたくなるレベルだった。
配信版特有の問題なのか、あるいは別の要因があるのかは分からないが、いずれBlu-ray版やUHD版と比較して改めて確認してみたいところだ。
普段から配信作品を積極的に視聴している立場としては、こうした例外的なケースもまた貴重なサンプルと言える。
配信とディスクの違いを考える上でも興味深い一本だった。
ある意味貴重なので、興味のあるホームシアターファンには一度チェック(?)してみてほしい。
公式予告編(海外版)
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