作品データ
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Hulu : HD/SDR/2ch
AppleTV : 4K/Dolby Vison/Dolby Atmos
Blu-ray : HD/SDR/5.1ch
UHD Blu-ray : 4K/HDR10/Dolby Atmos
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あらすじ
特殊任務中に謎の宇宙船と遭遇した元兵士クインは、その出来事をきっかけに人類へ迫る新たな脅威へ巻き込まれていく。
やがて地球には従来を上回る危険なプレデターが現れ、政府機関や個性的な元兵士たちを巻き込みながら大規模な戦いへ発展していく。
人類の未来を左右する危機の中、それぞれ事情を抱えた者たちが力を合わせて立ち向かうことになる。
シリーズの世界観をさらに拡大し、プレデターの進化や新たな種族の存在を描いた作品。
従来作よりもSF色とアクション色を強めたシリーズの転換点となる一作。
作品レビュー
『プレデターズ』から8年ぶりに公開されたシリーズ作品であり、これまでの作品と比べてもかなり現代的な作風へと変化している。
登場する装備や研究施設、政府組織の描写なども現代のSFアクションらしい雰囲気になっており、1980〜90年代のシリーズ作品と並べると時代の変化を強く感じる。
登場人物たちもどこか1作目の特殊部隊を現代風にアレンジしたような顔ぶれで、それぞれ癖は強いものの個性が分かりやすい。
物語はプレデターという種族の進化や成長に焦点を当てた内容となっており、これまでとは異なる切り口で世界観を広げている。
公開当時は賛否の分かれた作品だったが、個人的にはそこまで悪い印象は受けなかった。
テンポも良く、次々と状況が変化していくため中だるみも少ない。
女性科学者のタフさや活躍など多少ご都合主義に感じる場面もあるが、全体的に娯楽作品として割り切った作りになっているため、それほど気にならなかった。
また、本作では新たなタイプのプレデターやクリーチャーも登場する。
圧倒的な力で暴れ回る姿は迫力十分で、シリーズの中でもかなり攻撃的な部類に入るだろう。
やはりクリーチャー作品において見た目のインパクトは重要だ。
本作に登場する新たなプレデターは、一目見ただけで危険さや強さが伝わるデザインになっており、その存在感は非常に大きい。
さらに、プレデターが単なる殺戮マシーンではなく、人間のように個々で異なる特徴を持つ種族として描かれている点も興味深い。
ストーリー面も従来作とは異なるアプローチを採用しており、時代背景を反映した価値観やテーマが盛り込まれている。
好き嫌いは分かれるかもしれないが、変化をつけてシリーズを停滞させないための挑戦は感じられた。
アクションシーンも比較的長めに作られており、一つひとつの見せ場にはしっかり見応えがある。
プレデターらしい残虐性や派手な戦闘も健在で、シリーズらしさは十分に味わえる。
一方で、終盤の展開については少々蛇足に感じる部分もあった。
後のシリーズでも大きく扱われることはなく、制作側もまだプレデターシリーズの方向性を模索していた時期だったのかもしれない。
細かな不満はあるものの、新しいアイデアを取り入れながらプレデターらしい魅力もしっかり残しており、総合的には十分楽しめる作品だった。
シリーズの中では過小評価されている一本かもしれない。
メタデータ
映像レビュー
十分に4Kらしい解像感を備えた優秀な映像だった。
前作は配信環境の影響もあってか、物足りなさを感じたが、本作はその反動もあって一段階上のクオリティに見える。
現代作品らしく全体的にシャープで、細部までしっかり描き込まれている。
暗いシーンが多い作品ながら、黒つぶれはほとんど見られず見通しも良好。
必要以上に暗さを強調することなく、比較的明るめに調整されているため非常に見やすい。
HDR表現も堅実で、プレデターの装備や視界モード、銃撃戦で飛び散る火花や爆発などは鮮やかなコントラストで描かれる。
派手さ一辺倒ではないが、作品に求められる表現はしっかり押さえている印象だ。
新たに登場するプレデターやクリーチャーの造形も非常に生々しく、皮膚や装甲の質感まで細かく表現されている。
架空のキャラクターでありながら実在感があり、その迫力を十分に感じられる仕上がりだ。
特筆するほどのデモシーンがあるわけではないものの、大きな欠点も見当たらない。
終始安定した高画質を維持しており、現代的な4K映像として十分満足できる内容だった。
音声レビュー
特別重くはない。
悪くないが、銃声はもう一歩欲しい。
後ろの定位に前後感もあり。
場面ごとに、しっかりあり。
効果的に使用される。
音声も映像と同じく堅実な仕上がりだ。
本作は銃撃戦が非常に多く、複数人による戦闘が中心となるため、サラウンドチャンネルの使用頻度はかなり高い。
周囲で飛び交う銃声やクリーチャーの動きが常に空間を埋めており、包囲感は十分に味わえる。
トップスピーカーの活躍は突出して多いわけではないが、プレデターの宇宙船や森での戦闘などでは効果的に使用されている。
無理に鳴らすのではなく、映像に合わせた自然な演出が中心だ。
一方で、やや気になったのは銃声の迫力だ。
これだけ銃撃シーンが多い作品にもかかわらず、一発一発の鋭さや破壊力はやや控えめで、体に響くような力強さは感じられない。
撃ちまくるからなのか、聞き疲れを考慮して意図的にダイナミックレンジを抑えたミックスなのかもしれない。
低音も同様で、重低音で押し込むというよりは全体の厚みを補強する方向性。
プレデターシリーズとしての派手さを期待すると少し物足りなさを感じる場面もある。
とはいえ音質自体は非常にクリアで、セリフの聞き取りやすさも良好。
サラウンドやオブジェクトオーディオも積極的に活用されており、Atmos環境の恩恵はしっかり感じられる。
初代のような迫力で押し切るタイプではないが、全体のバランスは良く、快適に楽しめる仕上がりだった。
聞きどころ
「聞きどころ」は見どころを含むシーンでもあります。
そのため「聞きどころ」には、シーン内容に関するネタバレが含まれます。
未視聴の方や事前情報を入れたくない方はご注意ください。
一方で、短時間で見どころを把握したい方、ネタバレを気にしない方には参考になる内容です。
宇宙船墜落
映像に合わせ、上を活用したシーンが多い。
宇宙船襲来
サラウンドよりも上重視。
vs プレデター
新たなプレデターの迫力は中々。
プレデター狩り
サラウンド全体を活用した最終バトル。
総評
毎回、違ったデザインや装備を見せてくれるのが楽しみなプレデターシリーズ4作目。
本作に登場するプレデターは、これまで以上に狂戦士らしい外見と圧倒的な戦闘能力を備えており、一目見ただけで強敵だと分かる存在感がある。
やはり強そうな見た目というのは大事で、この方向性は個人的にもかなり好みだった。
ストーリー面でも「進化」というテーマを取り入れ、単なる狩りやサバイバルではない切り口を見せてくれたのは新鮮だった。
賛否の分かれる部分もあるが、シリーズとして新しい試みを続けている点は評価したい。
振り返ればプレデターシリーズは毎回少しずつ方向性を変えながらも、「高度な技術を持つ戦闘民族」という根幹だけは決してブレていない。本作もその魅力はしっかり受け継がれている。
登場人物たちも軽口ばかりだが悪くなく、テンポ良く進むストーリーもあって最後まで飽きずに楽しめた。
突出した傑作ではないが、全体としては堅実にまとまった一本だろう。
個人的には、高度なテクノロジーと野蛮さを併せ持つプレデターこそが最も魅力的だと思っている。
映像・音響ともに現代作品として十分なクオリティを備えており、SFアクションとしても手堅く楽しめる作品だった。
公式予告編
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