マッドマックス 怒りのデス・ロード

作品データ

作品名
マッドマックス 怒りのデス・ロード
Mad Max: Fury Road
公開年
2015年
キャスト
トム・ハーディ / シャーリーズ・セロン /
ニコラス・ホルト / ヒュー・キース・バーン /
ジョシュア・ヘルマン
レビュー対象
U-NEXT
映像仕様
4K/Dolby Vision
音声仕様
Dolby Digital Plus Atmos
当サイト評価
総合 9/10
音響 9/10
外部評価
IMDb 8.1 / 10
Filmarks 4.0 / 5
映画.com 4.1 / 5
他サービス
Netflix : HD/SDR/5.1
Prime Video : HD/SDR/5.1
Hulu : HD/SDR/2ch
AppleTV : 4K / Dolby Vison / Dolby Atmos
Blu-ray : HD/SDR/Dolby Atmos
UHD Blu-ray : 4K / HDR10 / Dolby Atmos

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STORY

あらすじ

文明崩壊後の荒廃した世界。

孤独な放浪者マックスは、独裁者イモータン・ジョーの支配から逃げ出した女戦士フュリオサたちと行動を共にする。

終わりのない荒野を舞台に、圧倒的なスピード感と狂気に満ちた追跡劇が幕を開ける。

REVIEW

作品レビュー

とにかく唯一無二の世界観が突き抜けた、圧倒的なエネルギーを持つアクション映画。

初めて映画館で観た時は、思わず笑ってしまった。もちろん良い意味で。
そのぶっ飛んだ世界観と、そこに生きる人間達の狂気じみた生き様に圧倒されたからだ。

物語の流れ自体は驚くほどシンプル。
独裁者に都合良く扱われていた女性達を救おうとするフュリオサと、
偶然巻き込まれたマックスが、ひたすら闘争と逃走を繰り広げる。
ただ、それだけの話なのに、とにかく面白い。

本作で印象的なのは、フュリオサや女性達による生きるための闘争だろう。
搾取される側だった女性達が、自らの意志で未来を掴もうと立ち上がる展開は力強く、
単なるド派手な色物カーチェイス映画に終わらせていない。
フュリオサというキャラクターの格好良さも際立っており、スピンオフ作品が作られたのも納得の存在感だ。

また、登場する派閥やキャラクターも非常に個性的。
どの勢力も独自の車両や戦い方を持っており、それが延々続く逃走劇をさらに盛り上げてくれる。
やさぐれたマックス、ウォーボーイ達の生き様も含め、どこを切り取っても強烈な印象が残る。

そして、Junkie XLによる音楽も素晴らしい。
耳に残る重厚なスコアが、狂気と疾走感をさらに引き上げており、
ほとんど砂漠しか映らない風景ですら、この世界だからこそ魅力的に感じられる。

特別感動的なドラマや大きな起伏がある作品ではない。
しかし、それを補って余りあるほどの熱量と世界観がある。
とにかく一度観たら忘れられず、また観たくなるパワーを持った作品だ。

SPEC

メタデータ

映像レンジ / 解像度
Dolby Vision / 3840 × 2160
輝度データ
Dolby Visionのためデータ取得不可
映像ビットレート
U-NEXTのためデータ取得不可
音声 / 音声ビットレート
Dolby Digital Plus Atmos / U-NEXTのためデータ取得不可
VIDEO

映像レビュー

4Kらしい解像感はしっかりあるものの、“目の覚めるような超高画質”という印象ではない。
今回視聴したU-NEXT版の影響もあるのだろうか、
ところどころ少し甘く感じる場面もあり、若干輪郭強調気味に見える瞬間もあった。

ただ、基本的には十分高画質と言って良いクオリティ。
荒廃した世界を描く作品らしく、汚れや砂埃、キャラクター達の異様な風貌までしっかり描写されており、独特の世界観との相性は非常に良い。

明るい砂漠のシーンでは、不毛の大地が焼き付くような過酷さをしっかり表現。
一方で、個人的には夜のシーンの方が印象的だった。
月明かりに照らされた青みがかった映像は非常に美しく、荒廃した世界の静かな不気味さも感じられる。

映像そのものの高画質さ以上に、映像表現としてのインパクトが非常に強い作品。
登場人物達の見た目も強烈で、高解像度で観る恩恵は十分に感じられる。

総じて、多少ムラはあるものの、不満を抱くほどではない。
画質そのものより、狂ったこの世界観を見事に映像化した、その完成度の高さが際立つ作品だった。

AUDIO

音声レビュー

Low Frequency Effect 5.0

非常に重く、映像に負けていない。

ダイナミックレンジ 5.0

轟音系映画の一つ、素晴らしい。

定位感・移動感 4.0

アクションシーンではきっちり前後や後ろを使用。

環境音 1.5

砂漠でほぼ音無し、BGMの方が圧倒的に印象に残る。

トップ 3.0

見た目ほど使っていない。

オープニングのエンジン音が鳴り響いた瞬間に、「この映画の音は凄い」と分かる。

エンジン音、爆発音、クラッシュ音、そしてJunkie XLによる重厚なBGMまで、とにかく良い意味で“やかましい”。
長尺のアクションシーンも多く、その圧倒的な音圧は、観ていて疲れるほどパワフルだ。

基本的には延々と続くカーチェイス映画であり、音のバリエーション自体は似通う部分もある。
しかし、それがむしろ良い。映像だけでも十分楽しいが、ここへ音が加わることで面白さが一段階跳ね上がる。

サラウンド活用度もかなり高く、車両の移動感や破壊音が全方向へ広がる。
特に砂嵐のシーンは圧巻で、全方位から襲い掛かる轟音と重低音は映像も相まって圧巻の迫力だ。

また、BGMの存在感も非常に強い。
ここまで映画と一体化し、記憶へ残るスコアはそう多くないかもしれない。

唯一気になったのは、映像のド派手さに比べるとトップスピーカーの活用は控えめなこと。
欠点というほどではないが、「もっと鳴っても良かったな」と感じる場面もあった。

それでも、総合的には轟音系映画として最高クラス。
重低音、サラウンド、疾走感、その全てをホームシアターで浴びてこそ真価を発揮する作品と言えるだろう。

SCENES

聞きどころ

ネタバレ注意

「聞きどころ」は見どころを含むシーンでもあります。
そのため「聞きどころ」には、シーン内容に関するネタバレが含まれます。
未視聴の方や事前情報を入れたくない方はご注意ください。
一方で、短時間で見どころを把握したい方、ネタバレを気にしない方には参考になる内容です。

14:35~30:10
サラウンド活用 低音活用

フュリオサチェイス

移動感強く、後ろを積極的に使う。
砂嵐は全チャンネルが震える。

50:00~1:01:15
低音活用 迫力大

砦からカーチェイス

効果音とBGM、低音も非常によく使う。
凄い、としか言えなくなるくらい凄い。

1:04:25~1:15:00

追手から逃走

静かなBGMに乗せての攻防、他とは少し違った音作り。

1:29:10~1:46:55
サラウンド活用

帰還のカーチェイス。

来た道と同様、激しいカーチェイスで激しいサラウンド。

SUMMARY

総評

狂気に満ちた世界観と、シンプルな物語を圧倒的な熱量で突き抜けた、唯一無二のアクション映画だった。

独特すぎるキャラクター達、フュリオサ達の反撃、そして延々続く破壊的なカーチェイスは何度観ても強烈。
単体の映画としても、ホームシアターで見る作品としても最高に楽しい一本であることは間違いない。

当サイト評価
総合 9 / 10
音響 9 / 10

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