作品データ
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Hulu : HD/SDR/2ch
AppleTV : HD/SDR/5.1ch
Blu-ray : HD/SDR/5.1ch
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あらすじ
南極での戦いを経て、新たな脅威が地球へと持ち込まれる。
静かな地方都市を舞台に、増殖を続けるエイリアンと、それを殲滅するため単独で現れたプレデターが激突。
戦いは街全体を巻き込み、人々は二つの異星生命体の抗争に翻弄されながら、生き延びるための決断を迫られていく。
前作から直接続く物語として、シリーズ屈指の激しいバトルと容赦ないサバイバルが描かれる。
作品レビュー
前作より評価は分かれる作品だが、個人的にはこちらの方が好みかもしれない。
前作はプレデターとエイリアン、それぞれの魅力をバランス良く描いた王道のクロスオーバーだった。
一方、本作はホラー色を強め、シリーズ本来の恐怖や残虐性を前面に押し出した作風へと大きく舵を切っている。
新たに登場するクリーチャーも非常にインパクトがあり、終始攻撃的で容赦がない。
プレデターやエイリアンに人間らしい一面や仲間意識が描かれる作品も嫌いではないが、やはり得体の知れない怪物として暴れ回る姿こそ、このシリーズの魅力だと感じる。
舞台も前作のような「戦うために用意された場所」ではなく、偶然地球へ落下したことで惨劇が始まるという流れになっている。
人間は二つの異星生命体の争いに巻き込まれるだけで、どうすることもできない。その圧倒的な無力感が、かえって両者の存在を際立たせていた。
プレデターとエイリアンの戦いも前作以上に激しく、バトル作品としての満足度は高い。
作品ごとに新たな装備を披露するプレデターも健在で、シチュエーションを活かした戦い方が戦士らしさを感じさせる。
終盤はまるで『バイオハザード』を思わせるような大胆な展開を迎えるが、こうした良い意味でのB級映画らしさも、この作品ならではの魅力だろう。
惜しいのは、とにかく映像が暗すぎること。
アクションシーン以外でも状況が把握しづらい場面が多く、せっかく迫力ある戦闘が見えにくくなってしまっている。
本作最大の欠点は、間違いなくこの一点だ。
その評価もあってか、現在まで4K UHD化やリマスターなどの大きなアップデートは行われておらず、不遇な立場に置かれている作品と言える。
しかし2025年には『プレデター:バッドランド』でエイリアンとのクロスオーバーが正式なシリーズ展開へと組み込まれ、新たな可能性が示された。
今後の展開次第では、長年待ち望まれてきた『AVP3』が実現する日が来るかもしれない。
そんな期待を抱かせてくれる今だからこそ、本作を改めて見返してみるのも良いかもしれない。
メタデータ
映像レビュー
極端な暗さは惜しいものの、ホラー色を強めた雰囲気作りは印象的
本作で最も賛否が分かれるのは、やはり異常なまでの暗さだろう。
全編が暗いわけではないものの、夜間や屋内を舞台にしたシーンが多く、特にアクションでは状況を把握しづらい場面が目立つ。
当時から大きな話題となっていた欠点であり、現在でも印象はほとんど変わらない。
現状はHD・SDR版のみということもあり、この作品こそHDR化による恩恵が大きそうだが、残念ながらその機会には恵まれていない。
下水道や病院、工場といったロケーションは、わずかな照明こそあるものの黒が大きく潰れてしまい、ディスプレイ側の調整でも改善できる範囲には限界がある。
ホラー作品としての不気味な雰囲気作りには一役買っているものの、ここまで暗いと純粋に鑑賞の妨げになってしまう場面も少なくない。
特にプレデリアンのデザインはシリーズ屈指の完成度だと思うだけに、その姿を十分に堪能できないのは非常にもったいない。
画質自体も前作よりわずかに解像感が低い印象で、シャープさは控えめ。
近景でも輪郭が甘く感じられる場面があり、HD作品として見ても平均的な仕上がりと言える。
一方で、2007年作品らしいフィルムライクな質感はしっかり残されており、この点は作品の雰囲気ともよく調和している。
近年は同年代作品でも高品質な4Kリマスターが数多く登場しているだけに、本作もいずれ見やすくアップデートされたバージョンで鑑賞してみたいと思わせる一本だった。
音声レビュー
宇宙船に爆発、装甲車と重さは十分。
かなりの迫力を感じられる。
定位感も良いが、それ以上に包囲感が強い。
きっちり作られ、特に下水の空気感が良い。
基本は補助的に広げるのみ。
音響面は前作から明確な進化を感じられる。
低音の厚みが増しており、爆発や衝突音にはしっかりとした重量感が加わった。
アグレッシブな映像に負けない力強いサウンドで、戦闘シーンの迫力を大きく引き上げている。
環境音の作り込みも非常に丁寧だ。
森では草木が揺れる音や鳥の鳴き声、街では人々の喧騒、下水では水滴の反響音、宇宙船内では電子機器の駆動音や壊れた照明のスパーク音など、シーンごとに豊富な音が空間を埋め尽くしている。
サラウンドによる包囲感も優秀で、アップミックス環境ではさらに広い空間表現が楽しめる。
銃撃戦では鋭い発砲音が前後へ飛び交い、本作の攻撃的な作風ともよく噛み合っていた。
そして何より印象的なのは、エイリアンとプレデターに関するサウンドデザインの完成度だ。
両者の咆哮や動きには十分な迫力があり、レンジも前作以上。
中でもプレデターの各種武器は相変わらず魅力的で、肩部プラズマキャノンの重厚かつ切れ味のある発射音はシリーズ屈指の出来栄えと言っていい。
人間同士の戦闘でもサラウンドチャンネルは積極的に活用されており、全体的な情報量は前作を上回る。
Atmosではないことが惜しまれるほど完成度は高く、もし現代のオブジェクトオーディオでリミックスされていれば、ホームシアター向けのデモ作品になっていても不思議ではない。
映像こそ惜しい部分が目立つものの、音響デザインに関してはシリーズの中でも特に楽しめる一本だった。
聞きどころ
「聞きどころ」は見どころを含むシーンでもあります。
そのため「聞きどころ」には、シーン内容に関するネタバレが含まれます。
未視聴の方や事前情報を入れたくない方はご注意ください。
一方で、短時間で見どころを把握したい方、ネタバレを気にしない方には参考になる内容です。
宇宙船墜落
堕ちる音に、プレデターの視点も良い音になっている。
下水道バトル
プレデター視点や下水の反響音が素晴らしい。
工場バトル
断続的に続く戦闘、人間側も頑張っている。
病院バトル
かなりのサラウンドで使わないのは上くらい。
総評
『AVP エイリアンVS.プレデター』のラストから、まさかここまでしっかり続編へ繋げてくれるとは思っておらず、当時は素直に嬉しかった作品だ。
一方で、世間での評価は決して高くない。
映像の暗さに加え、ホラー色を大幅に強めた作風や、これまでのシリーズではあまり見られなかった容赦のない描写など、従来のファンほど戸惑う要素が多かったのも事実だろう。
しかし、そうした思い切った方向転換もクロスオーバー作品ならではの面白さだと思う。
誰もが望む王道を描くだけでなく、意外性のある展開へ挑戦したからこそ、本作ならではの個性が生まれている。
映像面では惜しい部分が目立つものの、音響はシリーズでも高い完成度を誇る。
もし本作を楽しむのであれば、ぜひサラウンド環境で鑑賞してほしい。迫力あるクリーチャー同士の戦いを包み込む音響が、作品の印象を変えてくれるはずだ。
賛否は分かれる作品ではあるが、シリーズファンなら一度は体験しておきたい異色のクロスオーバー作品と言えるだろう。
公式予告編
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