トロン:レガシー

作品データ

作品名
トロン:レガシー
TRON: Legacy
公開年
2010年
ジャンル
キャスト
ギャレット・ヘドランド / オリヴィア・ワイルド /
ジェフ・ブリッジス / ブルース・ボックスライトナー /
ジェームズ・フレイン
レビュー対象
Disney+
映像仕様
4K/Dolby Vision
音声仕様
Dolby Digital Plus Atmos
当サイト評価
総合 7/10
音響 8/10
外部評価
IMDb 6.8 / 10
Filmarks 3.3 / 5
映画.com 3.4 / 5
他サービス
Prime Video : 4K/SDR/5.1ch
Hulu : HD/SDR/2ch
AppleTV : 4K/Dolby Vision/Dolby Atmos
Blu-ray : HD/SDR/7.1ch
UHD Blu-ray : 4K/Dolby Vision/Dolby Atmos

パッケージで探す

※楽天・Yahoo!は検索結果ページに移動します。
新品・中古を含む複数の商品が表示される場合があります。

STORY

あらすじ

天才プログラマーでありゲーム業界の先駆者だった父ケヴィン・フリンの失踪から数年。息子サム・フリンは、父の痕跡を追う中で、現実とは異なるデジタル世界へと足を踏み入れる。

そこには高度に管理された仮想空間と、危険なゲームのような戦いが広がっていた。父との再会、世界を支配する存在との対峙、そして現実へ戻るための戦いの中で、サムはこの世界に隠された真実へ近づいていく。

圧倒的なビジュアルと音楽演出で描かれる、近未来SFアクション。

REVIEW

作品レビュー

『トロン:レガシー』は、1作目を見ていなくても十分楽しめる映像体験型のSF作品だった。

父の失踪という個人的なドラマから、デジタル化された異世界「グリッド」へ。
ストーリー自体は比較的シンプルで分かりやすく、新規にも配慮してか映像と雰囲気を楽しむ作品寄り。
父と子の関係性を軸にしつつも、アクションやビジュアル体験へ重きを置いている印象だ。

もちろん前作を知っていた方が細かな設定や人物背景への理解は深まりそうだが、
本作単体でも物語の軸は比較的分かりやすく、世界観へ自然に入り込める作りになっている。
実際、前作未視聴でも置いていかれる感覚は少なく、純粋に近未来SFとして楽しめた。

何より本作最大の魅力は、やはり映像面での凄さだろう。
現実世界とは切り離されたデジタル空間は独特の美しさがあり、
黒を基調とした世界の中に走る鮮やかな光のコントラストが非常に印象的。
ネオンのように浮かび上がるスーツや乗り物、空間デザインまで統一感があり、映像としての完成度は相当なものだ。

もちろん、物語面では少し駆け足に感じる部分や、人物描写にもう少し深みが欲しいと思う場面もある。
ただ、それを補って余りあるほど世界観と映像の魅力が強く、SF好きなら一度は体験しておきたい一本。
特に、近未来的なビジュアルやスタイリッシュな世界観が好きな人にはかなり刺さる作品だろう。

SPEC

メタデータ

映像レンジ / 解像度
Dolby Vision / 3840 × 2160
輝度データ
Dolby Visionのためデータ取得不可
映像ビットレート
最大 28.69Mbps / 平均 17.01Mbps
音声 / 音声ビットレート
Dolby Digital Plus Atmos / 768kbps
VIDEO

映像レビュー

CHECK POINT

IMAXシーンを織り交ぜた、黒と光のコントラストが最高に輝く作品

もうびっくりの高画質。解像感は最高レベルだろうか。
何もかもがビシッとピントが合っていて、本当に綺麗な映像だなと思いながら鑑賞していた。
グレインは結構はっきり分かるくらいで、映画らしい画作りになっている。

画面のほとんどが黒で占められ、そこに青やオレンジの光が宿る。
黒と光のコントラストが素晴らしく、どのシーンを切り取っても美しい。
黒も潰れず様々な表現で構成されており、モニターによって印象が大きく変わるだろう。

しかし、中でも特筆すべきは、おそらくIMAXで撮影されたのだろうか、上下の黒帯を排するシーンだ。
大きく分けると4つのシーンで使われているが、圧倒的なスケール感と画質。
基本的にダイナミックなシーンで使われるので、余計にその凄さを感じる。
高品質なCGIと相まって、映像表現として頂点の一つと思ったほどに素晴らしい。

配信サービスの中で、Disney+は家庭用でのIMAX表現に積極的に取り組んでいるので、
こういう作品こそ、出来るだけ大きい画面で鑑賞するべきだろう。

AUDIO

音声レビュー

Low Frequency Effect 4.5

かなりの低音重視のデザイン。

ダイナミックレンジ 4.0

デジタル音で衝撃はそこそこ。

定位感・移動感 3.5

バイクや飛行機ではあるが映像より弱め。

環境音 2.0

特定のシーンのみで、印象は薄い。

トップ 3.0

映像に対して、かなり大人しめ。雷くらい。

かなりの低音重視なサウンド設計。
デジタル化されたグリッドの世界で、音もデジタルチック。

BGMはダフトパンクのトラックで、どれも素晴らしく映像にマッチしている。
観終わる頃には何かしら耳に残る曲があるだろう。

重低音から来る迫力は相当なもので、巨大な異世界での圧倒的なスケール感を表している。
しかし、意外とサラウンドチャンネルは抑えめで、映像ほどのインパクトは無く、
トップからのサウンドも、グリッド世界の雷や観衆の歓声くらい。

バイクでのグリッドバトルと、後半の飛行機が見所だが、意外なくらい衝撃音はおとなしい。
勢いや鋭さをそれほど感じられないのは、豪華なBGMを目立たせるためだろうか。
デジタル世界は衝撃音もデジタルサウンドで、アクション映画のような派手さは無い。

飛行機パートでもトップはあまり使われないし、バイクと共に前後の移動感も強くない。
美麗な映像に負けない、もっと派手なサウンドが欲しかった

とは言っても、世界観とはマッチした高品質なサウンドなのは間違いなく、
優れたサブウーファーやヘッドホンがあれば、気持ちの良い体験が約束されるだろう。

SCENES

聞きどころ

ネタバレ注意

「聞きどころ」は見どころを含むシーンでもあります。
そのため「聞きどころ」には、シーン内容に関するネタバレが含まれます。
未視聴の方や事前情報を入れたくない方はご注意ください。
一方で、短時間で見どころを把握したい方、ネタバレを気にしない方には参考になる内容です。

19:00~36:10
低音活用

古びたゲーセンからグリッドへ

異世界への転送、グリッドバトルは上下の帯無し。
巨大な輸送機の低音が素晴らしい。

38:30~48:20
低音活用

グリッドバトル

ここも帯無し。サラウンドはそこまで目立たないが、低音は変わらず重い。

1:38:25~1:54:50
低音活用 終盤見せ場

ドッグファイト

ある程度のサラウンド活用はあり。やはり低音重視。

SUMMARY

総評

『トロン:レガシー』は、かつてのSF映画ファンにとっては待望の続編だが、
現代の視聴者にとっては極上の映像美を体験出来るアトラクション映画だ。

作目未視聴でも十分楽しめ、圧倒的な映像美と黒と光が織りなす独特のビジュアルは今見ても魅力的。
黒と光と重低音の三本柱で、ホームシアターでのリファレンス級の一本になるかもしれない。

15年ぶりの続編『トロン:アレス』も公開されたので、気になる方は予習としても良いだろう。

当サイト評価
総合 7 / 10
音響 8 / 10

配信サービス

※配信状況は変更される場合があります。一部リンクにはアフィリエイトが含まれます。