トゥモロー・ウォー

作品データ

作品名
トゥモロー・ウォー
The Tomorrow War
公開年
2021年
ジャンル
キャスト
クリス・プラット / イヴォンヌ・ストラホフスキー /
J・K・シモンズ / ベティ・ギルピン /
サム・リチャードソン
レビュー対象
Prime Video
映像仕様
4K/HDR10+
音声仕様
Dolby Digital Plus 5.1
当サイト評価
総合 8/10
音響 9/10
外部評価
IMDb 6.6 / 10
Filmarks 3.7 / 5
映画.com 3.6 / 5
他サービス
U-NEXT : HD/SDR/2ch
Hulu : HD/SDR/2ch
STORY

あらすじ

突如として未来から現れた人類は、壊滅的な戦争の危機を告げる。
地球では未知の敵によって人類が追い詰められており、未来を変えるため現代の人々が戦場へ送り込まれることになる。

家族との時間を大切にしていた元軍人ダンも、その戦いに参加することに。
極限状態の中で、人類存続をかけた戦いと、自身の家族に関わる大きな運命に向き合っていく。

Prime Videoオリジナルとして配信された、SFアクション大作。

REVIEW

作品レビュー

Primeオリジナルって侮れないな、と最初に思った映画だった。
『トゥモロー・ウォー』は、配信オリジナル作品としてはかなり大規模に作られたSFアクションで、
大作映画にも引けを取らないスケール感を持った一本だ。

未来から現代へ突如現れた人類と、絶滅の危機に瀕した未来を救うための戦いという設定は、
古来からのSF作品の定番であり、序盤からすんなりと物語へ入り込める。

この作品で特に印象的なのは、敵として登場するクリーチャーの存在感。
動きやデザインが素晴らしく、戦闘時の圧力まで含めて非常に良く作られている。
スピード感と凶暴さを兼ね備えており、遭遇した瞬間の絶望感はかなり強い。
歴代のSFクリーチャー系作品の中でも、かなり魅力的な部類と言えるだろう。

俳優陣も豪華で、クリス・プラットを中心に見応えは十分。
単なるモンスターパニックではなく、“親子愛”が物語の軸として描かれている点も本作の特徴だ。
大規模な戦いの中に家族のドラマを組み込み、感情面でもしっかり見せ場を作っている。

もちろん、細かく見ればツッコミどころが全くないタイプの作品ではない。
だが、本作は難しく考えるよりも、クリーチャーとの戦いを楽しむ作品として見る方が満足度は高いだろう。
総じて、配信オリジナル作品という枠を超えたスケール感があり、SF好きなら十分楽しめる娯楽作だ。

SPEC

メタデータ

映像レンジ / 解像度
HDR10+ / 3840 × 2160
輝度データ
後日計測予定
映像ビットレート
最大 25.31Mbps / 平均 19.84Mbps
音声 / 音声ビットレート
Dolby Digital Plus 5.1ch / 192kbps
VIDEO

映像レビュー

CHECK POINT

元がオリジナル作品らしくない、平凡な画質。

配信オリジナルの4Kらしくない解像感の無さ。
めちゃくちゃ悪いってほどじゃない、ただこれが4Kか?と思ってしまうくらいのレベル。

若干ボケ気味で、2021年なら高画質な作品はいくらでも存在する。
元が高画質な作品が多い配信オリジナルとしては下の部類になる。
最初見た時の印象はもっとマシだったような気がするが、音声と共にダウングレードされたんだろうか。

HDR10+で、基本的な明暗表現は出来ているが、目を引くようなシーンはそれほど無い。
ビットレートよりも元の映像の質の問題だろうか、これだと配信はそれほどじゃないな、と思っても仕方ない。

クリーチャーの禍々しさや、襲われた研究所の汚れなどは十分表現できており、
後半の基地襲撃のスケール感は完全にハリウッド映画レベル。
楽しむ分には問題ないし、あまり4Kらしさを期待しなければ落胆することはないだろう。

AUDIO

音声レビュー

Low Frequency Effect 3.0

特別強く感じるシーンは無し。

ダイナミックレンジ 4.0

銃声や化け物の叫びは迫力あり。

定位感・移動感 4.5

定位感は秀逸。

環境音 3.5

適宜使われ効果的。

トップ 3.5

元がAtmosだけあってアップミックスは効く。

Prime Videoにおけるオリジナルの特徴として、元々Atmosだったものを5.1chにダウングレードするというものがある。
権利的なものなのか分からないが、これは本当に残念なことで他の作品にも散見される。

この作品を最初に見た時にはAtmosの効果と、その魅力が詰まっていた。
シチュエーションに応じて、きっちり上を鳴らし、確実に映画としての面白さに貢献していた。
音作りが好きで、この作品で音のチェックに使っていたくらいだった。

しかし、いつからなのか分からないが、なぜか5.1chになっていた。
調べてみると、かつてAtmos対応だったのがいくつも5.1chになっている。
元が素晴らしかっただけに、残念だが仕方ない。

ただAtmosでは無くなっても、基本的なサラウンドはきっちり作られており、後ろもバンバン使う。
OPの落下シーン、押し寄せる化け物や、様々な方向から飛んでくる銃弾。
化け物の武器であるトゲ飛ばしの音が、スピード感を伴って飛んでくる。

アップミックスも元がAtmosの作品だからか、結構な割合で上にも音が振り分けられる。
どんなスピーカー構成でも、この作品はきっと効果的に鳴らせるだろう。

あまり重みは無く、化け物との戦闘に全振りした音作りだが、
ディスクメディアよりはるかに低いビットレートでも、良く調整したなと感心する。
アップミックスってどんな効果があるんだろうと気になる人にはテストに持ってこいだ。

SCENES

聞きどころ

ネタバレ注意

「聞きどころ」は見どころを含むシーンでもあります。
そのため「聞きどころ」には、シーン内容に関するネタバレが含まれます。
未視聴の方や事前情報を入れたくない方はご注意ください。
一方で、短時間で見どころを把握したい方、ネタバレを気にしない方には参考になる内容です。

32:35~38:35
トップ活用

緊急転送

転送装置のエフェクト、転送先の落下と雷雨とかなり派手。
アップミックスのテストに使えそうなシーン。

43:30~55:00
サラウンド活用

ラボの螺旋階段

螺旋階段というシチュエーション、上に後ろに音が回る。
戦闘での銃撃やトゲも気持ちのいい音。

1:05:45~1:12:22
サラウンド活用

捕獲作戦

化け物の定位感はバッチリ。ヘリのアップミックは効かず。

1:26:00~1:37:25
サラウンド活用 包囲感

海上基地襲撃

あらゆる方向で銃声、爆発、化け物の咆哮。
モンスター系の手本にして欲しいくらいクライマックス感。包囲感も素晴らしい

1:55:10~2:07:25
サラウンド活用

宇宙船

空気感を作り出す風の音。戦闘も変わらず定位感はGood。

SUMMARY

総評

ストーリー、映像、音声、何かが飛び抜けて素晴らしいというものではない。
しかし、モンスター系映画としては十分に及第点。

流石にPrimeオリジナルだけあってお金がかかっているのは分かるし、俳優陣も豪華で気合いが伝わる。
こういう作品は酷評されがちだが、実際には評判は悪くなかったのか続編も出るとのこと。

モンスター好きは+1、サラウンド好きなら更に+1、そんな作品だった。
スケールアップするであろう続編の前にはサラウンド環境でチェックがオススメだ。

当サイト評価
総合 8 / 10
音響 9 / 10

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