レディ・プレイヤー1

作品データ

作品名
レディ・プレイヤー1
Ready Player One
公開年
2018年
キャスト
タイ・シェリダン / オリヴィア・クック /
ベン・メンデルソーン / T・J・ミラー /
マーク・ライランス
レビュー対象
U-NEXT
映像仕様
4K/Dolby Vision
音声仕様
Dolby Digital Plus Atmos
当サイト評価
総合 8/10
音響 10/10
外部評価
IMDb 7.4 / 10
Filmarks 4.0 / 5
映画.com 3.8 / 5
他サービス
Prime Video : HD/SDR/5.1
Hulu : HD/SDR/2ch
AppleTV : 4K / Dolby Vison / Dolby Atmos
Blu-ray : HD/SDR/Dolby TrueHD Atmos
UHD Blu-ray : 4K / Dolby Vison / Dolby TrueHD Atmos

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STORY

あらすじ

現実世界が荒廃した近未来、人々は巨大VR空間“OASIS”で生活や娯楽を楽しんでいた。ある日、OASIS創設者が残した莫大な遺産を巡るゲームが始まり、参加者たちは隠された手がかりを探し始める。

若き主人公ウェイドも仲間たちとともに挑戦するが、その裏では巨大企業による支配を巡る争いが進行していた。VR世界と現実世界を行き来しながら展開する、SFアドベンチャー作品。

REVIEW

作品レビュー

『レディ・プレイヤー1』は、VR世界を舞台にオタク文化の夢を全力で映像化したような作品だ。

2018年当時は、まだVRに対して今より大きな希望があった時代だったように思う。
その後は思ったほど一般層へ浸透せず、不完全燃焼気味な印象もあるが、
本作で描かれるような世界が本当に実現したら、現実へ戻りたくなくなる人もかなり増えそうだ。

もちろん、現実的に考えるとツッコミたくなる部分もある。
自由に動き回れる設備は登場するものの、現実のVR環境でここまで自然な移動はかなり難しいだろうし、
外でプレイして走り回る人達なんていたら、実際には事故を起こして終わりだろう。
そう考えると、未来予想図としてはかなり理想寄りにも感じる。

ストーリー面も、主人公側へ都合良く感じる展開は少なくない。
ゲームの世界で出会った人が実際会ったら凄い美人でしたなんて、正しくオタクの妄想そのまま。
ただ本作に関しては、リアル志向で見るよりも、好きなものが詰め込まれた夢の世界として楽しむ方が正解だろう。
オンラインゲームを遊んできた人なら、仲間との関係性やイベント感にどこか共感できる部分もあるかもしれない。

また、本作最大の魅力は、数多く散りばめられたアニメ・映画・ゲーム文化へのリスペクトだろう。
知っている作品が出てくると単純に楽しいし、知らなくても物語自体は十分楽しめる作りになっている。

実現は厳しいかもしれないが、それでも“こんな未来が来たら面白い”と思わせてくれる夢がある。
個人的には、まだまだVRの可能性を信じたくなるような作品だった。

SPEC

メタデータ

映像レンジ / 解像度
Dolby Vision / 3840 × 2160
輝度データ
Dolby Visionのためデータ取得不可
映像ビットレート
U-NEXTのためデータ取得不可
音声 / 音声ビットレート
Dolby Digital Plus Atmos / U-NEXTのためデータ取得不可
VIDEO

映像レビュー

CHECK POINT

Dolby Visionで映えるVR世界

配信作品としてはかなり高水準。
そして、4K×Dolby Vision環境で観る価値が非常に高い作品だ。

解像感は非常に優秀で、少しグレイン感を乗せつつノイズ感は少なく、全体として非常に安定した高画質。
細部までしっかり描写されており、映像の情報量はかなり多い。

現実世界は暗めで少し色褪せた絵作りになっており、希望の薄い生活環境を反映しているようにも感じる。
一方でVR世界「オアシス」は非常に色彩豊かで、様々なシチュエーションが次々と登場し、
現実から解放された安息地のような安心感すらある。

Dolby Visionの恩恵も大きく、黒はしっかり沈みながらも潰れにくい。
良いモニターやプロジェクター環境なら、さらに世界の美しさを堪能できるだろう。

また、登場する多種多様なアバターの質感も非常にリアル。
金属の汚れや反射、光の表現まで非常に作り込まれており、VFXレベルの高さは今見てもかなり印象的だ。

全編に渡ってクオリティが高く、ホームシアター環境であれば、よりその魅力を発揮出来るだろう。

AUDIO

音声レビュー

Low Frequency Effect 4.5

アクションシーンでは十分。 最後が低音の波が凄まじい。

ダイナミックレンジ 4.5

かなりのレンジで迫力あり。

定位感・移動感 5.0

これは本当に最高レベル。

環境音 1.5

無いわけでない、という程度。

トップ 5.0

こちらも最高。非常に効果的に使われる。

Dolby Atmosが効果的に使われる作品は何、と聞かれたら真っ先にこれを挙げるだろう。

環境音はほとんど無く、アクションシーンに全振りしたようなサウンドデザインだが、
トップスピーカーの使い方は非常に優秀で、かなり高頻度に音が入る。
上方向の移動感もしっかり作られており、映像と完全に一致した定位感は見事。
前後左右の移動音も豊富で、チャンネル数が多いほど楽しさが増していくタイプの作品だ。

前半のレースシーンはデモ用に使われそうなレベルで、あらゆるチャンネルをフル活用する。
もし、ホームシアターやサラウンドってこういうものですよと紹介することがあるなら、
自分ならこのレースシーンを使うだろう。短いが密度は凄まじい。

終盤のバトルも同様で、あちこちから音が鳴り続ける。
ラストの爆発シーンでは映像の迫力も凄いが、音の波はさらに圧倒的。
ド派手なサラウンド音響を支える低音の響きも強烈だ。

ただし、環境音重視ではなく、かなり“派手さ全振り”の音作りなので、
自然音や静かな空間表現を重視する人とは好みが分かれるかもしれない。

総じて、文句の付けようがない高品質なAtmos作品。
これくらいのレベルが標準になって欲しいと思わせるほど、完成度の高い音響だった。

SCENES

聞きどころ

ネタバレ注意

「聞きどころ」は見どころを含むシーンでもあります。
そのため「聞きどころ」には、シーン内容に関するネタバレが含まれます。
未視聴の方や事前情報を入れたくない方はご注意ください。
一方で、短時間で見どころを把握したい方、ネタバレを気にしない方には参考になる内容です。

11:30~16:50
デモ向き

レース1

全てのサラウンド要素が入っている。

23:45~28:25
トップ活用

レース2

地下に潜り、上とBGMがメイン。

42:20~50:05
サラウンド活用

クラブで銃撃戦

サラウンドはバッチリで、短いが効果的。

1:03:00~1:08:30
サラウンド活用

シャイニングの世界

映画シャイニングの世界、本家より遥かにド派手。

1:29:00~2:00:25
低音活用 終盤見せ場

ラストバトル

大群vs大群、あらゆる所で音が鳴る。最後の爆弾は必聴。

SUMMARY

総評

映画として見ると、都合の良い展開やオタク文化全開のノリに好みは分かれるかもしれない。
分かる人には非常に楽しい反面、分からない人にはハマりにくい作品と言えるだろう。

ただ、ホームシアター作品として見れば話は別だ。
映像・音響ともに非常に派手で、特にDolby Atmos環境ではトップスピーカーを含めた立体音響が存分に楽しめる。

レースシーンや終盤バトルは、サラウンド環境の実力を体感するデモ作品としても優秀。
「ホームシアターってこんなに凄いの?」を最も分かりやすく体験できる一本と言っていいだろう。

特にAtmos環境を持っている人には、一度は体験して欲しい作品だ。

当サイト評価
総合 8 / 10
音響 10 / 10

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