ペット・セメタリー

作品データ

作品名
ペット・セメタリー
Pet Sematary
公開年
2019年
ジャンル
キャスト
ジェイソン・クラーク / エイミー・サイメッツ /
ジョン・リスゴー / ジェテ・ローレンス
レビュー対象
U-NEXT
映像仕様
4K/Dolby Vision
音声仕様
Dolby Digital Plus Atmos
当サイト評価
総合 8/10
音響 9/10
外部評価
IMDb 5.7 / 10
Filmarks 3.2 / 5
映画.com 3.5 / 5
他サービス
Prime Video : HD/SDR/5.1
Hulu : HD/SDR/2ch
AppleTV : 4K / Dolby Vison / Dolby Atmos
Blu-ray : HD/SDR/Dolby Atmos
UHD Blu-ray :4K / Dolby Vison / Dolby Atmos

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STORY

あらすじ

家族とともに田舎町へ引っ越してきた医師ルイスは、新しい家の近くに不気味な墓地が存在することを知る。
その場所には、古くから語り継がれる奇妙な力と禁忌が隠されていた。

ある悲劇をきっかけに、ルイス一家は決して踏み込んではならない領域へ足を踏み入れていく。
死と喪失をテーマに描かれる、スティーヴン・キング原作のホラー作品。

REVIEW

作品レビュー

『ペット・セメタリー』は、ジャンプスケアだけに頼るタイプではなく、不穏な空気感をじわじわ積み重ねていくホラー作品だ。

1989年の原作映画や小説を知らなくても全く問題のない、シンプルなストーリー。
本作は、ある家族が引っ越し先で見つけた「禁断の土地」で起こる悲劇の物語だ
周囲にほとんど家の無い孤立した環境の、更に森の奥に存在するペット用の墓地。
どこか異様で怪しげな雰囲気は見事の一言で、これから起こる惨劇を予感させる。

物語の核になるのは”家族”と”喪失”。
愛する家族を失った時、もし取り戻せる可能性があるなら、多くの人は同じ行動を取ってしまうかもしれない。
この痛々しいほどの心理描写があるからこそ、その後に待ち受ける恐怖がより一層際立つ。

復活してしまった愛猫や、変わってしまった家族の姿。
そこには戻ってきてしまったものの異質さに対する、本能的な嫌悪感が丁寧に描かれている。

子役の演技も素晴らしく、不気味さと純粋さが同居しているのが印象的だった。
無邪気さが逆に恐怖へ繋がっていく感覚は、本作の大きな魅力の一つだろう。

ただ驚かせるだけのホラー一辺倒ではなく、死への向き合い方と、失うことへの恐怖を描いた作品であり、
重苦しい雰囲気と心理的な怖さを楽しみたい人には、かなり相性の良いホラー映画と言えるだろう。

SPEC

メタデータ

映像レンジ / 解像度
Dolby Vision / 3840 × 2160
輝度データ
Dolby Visionのためデータ取得不可
映像ビットレート
U-NEXTのため測定不可
音声 / 音声ビットレート
Dolby Digital Plus Atmos / U-NEXTのため測定不可
VIDEO

映像レビュー

CHECK POINT

不気味な墓地の空気感の表現は見事

映像品質は全体的にかなり良好。
4Kらしい解像感もしっかりあり、作品全体の不穏な空気感を支える画作りが非常に上手い。

本作は派手に鮮やかなタイプではなく、少し落ち着いた色調で統一されているが、それが作品の雰囲気とよく噛み合っている。
静かな田舎町や森の不気味さ、どこか冷たく感じる空気感などが映像から自然に伝わってくる。

Dolby Visionの効果も良好。
暗いシーンはかなり多い作品だが、黒潰れしにくく視認性は高い。
特に墓場周辺はかなり暗く不気味な場面が続くものの、その独特な色味や漂う空気感までしっかり見通せる。
単に暗いだけではなく、“何か嫌な場所”だと感じさせる映像表現になっているのが印象的だった。

また、蘇生後のビジュアル表現も非常にリアル。
泥汚れや腐敗、肌の質感などが妙に生々しく、派手ではないのにぞくっとする不気味さがある。
過剰にグロテスクへ寄せすぎず、現実感を残した描写になっているのも良かった。

総じて、本作は単純な高画質アピールではなく、ホラーとしての空気感を丁寧に作り込んだ映像作品と言える。
作品の不穏さや心理的恐怖を、映像面からしっかり支えている一本だった。

AUDIO

音声レビュー

Low Frequency Effect 4.0

頻繁に力強い低音が使われる。

ダイナミックレンジ 4.0

ホラーとして十分な迫力。

定位感・移動感 4.5

特定のシーンでは多大な効果。

環境音 4.0

郊外で木々に囲まれ環境音は豊富

トップ 4.5

映像とピッタリの非常に効果的な使い方。

Dolby Atmos作品として、かなり有効な使い方をしている。

いくつかのシーンで屋根を動く足音、上の階の足音、昇降機の音、
前後左右の移動感もきっちりあり

後方チャンネルに関して、そういった移動感よりも全体での雰囲気作りに活用される。
かなり包囲感のあるサウンド作りで、低音も加えての

低音は頻繁に活用され、
とにかく不穏な空気感の作り込みは徹底しており、

ジャンプスケアももちろんあるが、

SCENES

聞きどころ

ネタバレ注意

「聞きどころ」は見どころを含むシーンでもあります。
そのため「聞きどころ」には、シーン内容に関するネタバレが含まれます。
未視聴の方や事前情報を入れたくない方はご注意ください。
一方で、短時間で見どころを把握したい方、ネタバレを気にしない方には参考になる内容です。

25:30~35:15
トップ活用 包囲感

猫の埋葬

短いがトップを効果的に使用する。墓場での包囲感は良好。

41:30~46:00
トップ活用

猫を追いかけて

ここもトップを非常に効果的に使う。前後もあり。

1:15:50~1:36:40
トップ活用 包囲感

隣人を襲撃

トップで前後を使い、BGMに効果音と素晴らしく効果的。

SUMMARY

総評

ホラー映画としての恐怖はもちろん、その根底に流れる喪失と家族の物語が観る人に爪痕を残す。
猫を飼っている人や、子供がいる人は尚のことかもしれない。

物悲しい雰囲気と、愛情の心理描写が非常に上手く、単なる愚かな行動に見えにくい。
大切な存在を失った時、人は正常な判断が出来なくなる。その危うさがしっかり描かれている。

ホームシアター視点でも、素晴らしく効果的に作られた音響設計なので、是非サラウンド環境での鑑賞をお勧めする。

当サイト評価
総合 8 / 10
音響 9 / 10

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