作品データ
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AppleTV : 4K / Dolby Vison / Dolby Atmos
Blu-ray : HD / SDR/ Dolby Atmos
UHD Blu-ray : 4K / HDR10 / Dolby Atmos
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あらすじ
海底から現れる巨大生命体“怪獣”によって人類は深刻な危機に直面する。
対抗手段として開発されたのは、人間が操縦する巨大ロボット兵器“イェーガー”だった。
しかし戦況は悪化し、人類は最後の反撃に望みを託すことになる。
元パイロットのローリーは、新たな相棒とともに危険な任務へ挑む。
巨大怪獣との壮絶な戦いを描く、SFアクション超大作。
作品レビュー
こういうストレートな怪獣映画が大好きだ。
デル・トロ監督が、日本の特撮やアニメへの溢れんばかりの愛を注ぎ込んで作り上げた
ハリウッドスケールでの巨大ロボット対巨大怪獣の実現。モンスター系最高峰の映画だ。
本作の最大の功績は、その巨大さの表現にある。
スクリーンに映し出されるイェーガー(巨大ロボット)と怪獣の凄まじい重量感。
一挙手一投足に響く重低音の振動や、街を破壊しながら激突する姿からは圧倒的な質量が伝わってくる。
特に雨の夜の戦闘シーンの迫力は凄まじく、ただ大きいだけの映像ではない。
「巨大であることの興奮」を、ここまで完璧に映像化した映画は他に見当たらない。
主人公の過去のトラウマや、パートナーのマコとの絆など、物語の構成は驚くほど王道。
人類を守るために戦う、という真っ直ぐなメッセージは、国家の隔たりを超え、
様々な国のイェーガーが共闘する光景と重なって、誰にとっても共感しやすいものだろう。
唯一惜しいと感じるのは、中盤の物語のテンポだ。
世界観の説明や、マコとの訓練などで、登場人物の背景描写などで中盤に少し物語が停滞する瞬間がある。
自己犠牲や親子愛も描かれるが、添え物程度でそれほど悲観的なものではない。
ただし、あまり細かい所は気にするよりも、この世界の巨大プロレスを堪能すべきだ。
巨大ロボットや怪獣が好きな人にとって、本作はまさに夢の到達点と言える。
メタデータ
映像レビュー
全編通して光と金属の輝きが光る
Dolby Vision対応作品ということを存分に活かした映像のインパクトはかなり強い。
本作は夜や雨など暗いシーンが多めだが、暗部表現は良好で見通しも悪くない。
むしろ、その暗さを活かした光の表現が非常に美しく、
怪獣やイェーガー、ネオンが輝く街並みなどは映像的な魅力に溢れている。
特に印象的なのは、イェーガーの描写。
巨大ロボットらしい重量感はもちろん、金属の傷や塗装、雨に濡れたボディの質感まで非常にリアル。
パイロットのスーツからコックピットに至るまで、SDRより圧倒的に立体感がある。
対となる怪獣側も、体の光るラインは青で統一され、細かなディテールまで作り込まれており、
デザインは独創的でありつつ、かつての日本の怪獣映画を思い出させるようなものもあった。
全体的に派手に綺麗というより、黒をベースに光を際立たせるタイプの映像で、
真っ暗にして観るホームシアター環境では特に映える。
配信とはいえ、デモ映像としても十分使えるレベルの高品質な4K映像だった。
音声レビュー
巨大ロボと怪獣の重さが響き渡る
衝撃音は映像に負けず強烈。
後ろからの音よりは全方向系。
香港の基地内や街中は十分な賑やかさ。
効果音では的確に使っている。
怪獣映画に必要な音を全部入れました、みたいな作品。
Dolby Atmos音声の出来はかなり優秀で、中でも“重さ”が素晴らしい。
イェーガーの一歩一歩、巨大な金属同士がぶつかる衝撃、怪獣の咆哮まで、
とにかく重量感のある音作りが徹底されている。
低音の使い方も非常に上手く、サブウーファーがしっかり働く環境なら満足度はかなり高い。
怪獣が現れた瞬間の空気の震えや衝撃音は迫力十分で、巨大な存在同士が戦っている説得力がしっかりある。
特にバトルシーンではAtmosとサラウンドが全方向で活用されており、包囲感は非常に優秀。
トップスピーカーも効果的に使われており、巨大な怪獣の上からの声や、
イェーガー内での効果音が豊富で、空間全体の広がりまできっちり表現される。
単なる派手さだけではなく、巨大感を“音”で感じさせてくれる仕上がりだ。
ホームシアター環境なら、本作の魅力は間違いなく一段階上がる。
怪獣映画・ロボット映画好きなら、音響デモ作品としてもかなりおすすめしたい。
聞きどころ
「聞きどころ」は見どころを含むシーンでもあります。
そのため「聞きどころ」には、シーン内容に関するネタバレが含まれます。
未視聴の方や事前情報を入れたくない方はご注意ください。
一方で、短時間で見どころを把握したい方、ネタバレを気にしない方には参考になる内容です。
vsナイフヘッド
出撃、雨、雷、怪獣と上を使う機会は多い。
重さは言うまでもなく素晴らしい。
マコの記憶
短いがインパクト大。物凄い重低音。
vsオオタチ、レザーバック
音響的にはもちろん、映像的にも一番映えるシークエンス。
もう全部のチャンネル使う。
vsスカナー、ライジュウ
最後まで全方位サラウンド。もう全部凄い。
総評
『パシフィック・リム』は、怪獣映画として見れば満点に限りなく近い作品だろう。
イェーガーも怪獣も個性的なデザインや戦闘スタイルで、どれも本当に魅力的だし、
最初の戦闘シーンとエンドロールで流れるメインテーマも素晴らしくかっこいいのだ。
ストーリー自体は良い意味でシンプル。
世界のために巨大怪獣を打ち倒すという、難しいことを考えずに王道エンタメとして楽しめる。
自己犠牲や仲間との絆といった要素もしっかり盛り込まれており、最後まで勢いを保ったまま走り切る。
映像・音響ともにホームシアターとの相性は抜群。
特に重低音やサラウンドを活かせる環境なら、本作の迫力は何倍にも感じられる。
巨大怪獣と巨大ロボットがぶつかり合う、そのシンプルな魅力を最高レベルで楽しめる一本だ。
