作品データ
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あらすじ
対立関係にある二人の国家指導者が、思わぬ事件をきっかけに命を狙われることになる。安全な場所へ向かうため、立場も性格もまったく異なる二人は、不本意ながら協力して危険な状況を切り抜けていく。
逃走劇の中では、迫力あるアクションと軽快な掛け合いが展開。緊張感とユーモアを織り交ぜながら進む、Prime Videoオリジナルのアクションコメディ作品。
作品レビュー
めちゃくちゃ面白い。
『ヘッド・オブ・ステイト』は、マッチョ俳優が魅せるアクションコメディ路線として、
久しぶりにしっかり当たりを引いた一本だった。
近年は大型アクション映画でもシリアス寄りが増えている中、
本作は良い意味で気軽に楽しめるエンタメに振り切っている。
派手なアクション、軽快な掛け合い、そしてテンポの良い展開で最後まで勢いが落ちにくい。
特に面白いのが、アメリカとイギリスという国民性の違いを活かした掛け合いだろう。
元アクションスターで力技で突破しがちな豪快さと、苦労人で名門大学卒のどこか皮肉混じりのスマートさ。
そのズレがコメディとしてしっかり機能しており、単なるバディアクションに終わっていない。
アクション面も想像以上にしっかり作られており、迫力は十分。
コメディ寄りの演出ながら、見せ場ではきちんとスケール感があり、派手さも楽しめる。
緩急が上手く、笑える場面と見応えあるアクションの切り替えもテンポが良い。
もちろん、深いドラマ性や緻密なストーリーを求めるタイプの作品ではない。
だが、シリアスすぎる作品に疲れた時、肩の力を抜いて楽しめる娯楽作としてはかなり優秀。
マッチョ俳優による王道アクションコメディが好きなら、十分満足度の高い一本と言えるだろう。
メタデータ
映像レビュー
内容同様、明るさ重視の映像
Dolby Visionでは輝度情報を取得出来ないが、HDR10時のデータでは平均輝度がかなり高い。
明るい作風とシンクロするかのような、色鮮やかな映像が非常に印象的だ。
アマゾンオリジナルは他よりもビットレートが低めだが、全く破綻なく綺麗な4K画質と言っていい。
解像感バッチリのシャープな映像で、オリジナルらしく美しい景色を見せてくれる。
夜の街並みも黒く沈み、街灯とのコントラストが映える。
グレイン無し、様々なロケーションをクリアに映し出しており、大きな欠点が見当たらない。
配信作品の中でも、とても高水準な映像と言っていい。
音声レビュー
BGM以外での低音は強すぎず
銃声、爆発音共に本当に素晴らしい
アクションシーンでは後ろを活用
かなり控えめのBGM重視
意外なくらい大人しめ
とにかく強烈な衝撃音の連続。
基本は銃をぶっ放しまくる系のアクション映画だが、そのどれもが素晴らしい。
拳銃、ショットガン、バズーカ、手榴弾にドローンと多彩な武器が登場し、BGMの使い方も非常にノリが良い。
場面に合わせた音楽選びが上手く、コミカルな空気感を盛り上げながら、シリアスとのバランスも崩さない。。
重くなりすぎず、しかし軽すぎない絶妙なバランスだ。
ただ基本的にはフロント重視で、映像ほどにはサラウンドを使わず、トップもそこまで。
ロケーションは変わっても、あまり環境音で雰囲気作りをすることなく迫力で押していく。
しかし、とにかく音の鋭さは満点、レンジの広さはPrimeオリジナルの中では最高レベル。
サラウンド重視であっても、そこは本当に評価の高いポイントだ。
ある意味、イヤホンや2chでもとても気持ちよく楽しめるかもしれない。
環境次第だが、近所迷惑に注意しつつ鑑賞したい。
聞きどころ
「聞きどころ」は見どころを含むシーンでもあります。
そのため「聞きどころ」には、シーン内容に関するネタバレが含まれます。
未視聴の方や事前情報を入れたくない方はご注意ください。
一方で、短時間で見どころを把握したい方、ネタバレを気にしない方には参考になる内容です。
ハイジャック
ド派手な映像に負けない、ド派手なドローンアタック。
映像的には一番のハイライトだが、爆発も凄い。
ワルシャワの隠れ家襲撃
ショットガン打ちまくり、爆発に銃声が最高。
クロアチアの隠れ家襲撃
フロントチャンネル以外はそれほど使わないが、変わらずド迫力。
公用車でカーチェイス
BGMに乗ってコメディちっくな戦闘。炎が周りを取り囲む。
総評
こういうマッチョ俳優のアクションコメディって久しく無かった気がする。
個人的にこういうアクション映画が大好きなので、どうしても評価が高くなってしまう。
しかし、好みはどうあれホームシアター視点なら、この映画の音はアクション映画の基準にして欲しいくらい素晴らしい。
意外とフロント以外のチャンネルはそこまで激しく活用するわけではないが、そんな事は気にならないくらい迫力がある。
配信は大したことないんじゃない、と思われる人にも是非見てほしい作品だ。
